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2007年06月30日

『自治基本条例』の勉強会に参加しました♪

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富野暉一郎さんが講師で、米原市の条例づくりに
関わった経験も含めて
自治基本条例のつくり方についてのお話でした。

地方分権ということがよくいわれますが、2000年地方分権で
この日本という国の在り方が大きく変化。
『国によって生かされる自治体』から
『自らの力で生きる自治体』へと大きな転換がなされ
それまでは絶対的だった法律も、条例制定により必要に応じて
法律に穴をあけることができる
地方自治法、1条、2条がそれまでとは大きく変わったという
しょっぱなのお話に引き込まれ
議員であることの重さを改めて実感しました。

以前にも大東市の自治基本条例に関わった
職員の方のお話を聞いたことがありました。
今ある意味ブームなので、皆様も『自治基本条例』という言葉を
聞いた方もいらっしゃることでしょう。

『まちの憲法』として、最上位にくる条例であり
例えば都市宣言や総合計画等には違反はないが
国の制度・法律・政策に右往左往しない地域統合の要の役割と
なる成熟社会に必要な百年の計であり、
市民と行政と議会の協働により
自分たちのまちへの想いを確認するプロセスが大切である、と。
米原市では合併にあわせてこの条例を制定。
議事録の作成について『できる限り速やかに』とあるが
半年以上もかかることもあるのはどうしてか、ということが
本市本会議でも議論されていましたが、米原市では10日後には
HPで議事録を公開、多くの人たちの熱い想いにより
制定されたとのこと。

富野暉一郎さんは元逗子市長で、現在は龍谷大学の教授で
中島かおりは以前ドーンセンターで
お話を聞いたことがあります。
「伝統は受け継ぐものではなく、つくるもの。
公には公正さが今求められている」
という言葉も印象的でした。
他市の総務部長さんとも行政と議員の関係について
意見交換もでき初めての議会に緊張の日々を過ごしていましたが
久しぶりに「楽しい」と感じる時間が持てました。

「頑張って! 期待していますよ!」
別れ際の富野さんのお言葉に背筋がピーンと伸びました。
色んなことにめげずに頑張ります!!!
posted by 中島かおり at 21:00 | かおり通信
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