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2007年09月12日

総務常任委員会でした♪

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第62号議案  芦屋市職員の退職手当に関する条例の
一部を改正する条例の制定について

第63号議案  芦屋市職員の退職年金及び退職一時金に
関する条例及び
芦屋市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する
条例の制定について

第64号議案  芦屋市職員の厚生制度に関する条例
及び芦屋市立芦屋病院使用料及び
手数料条例の一部を改正する条例の制定について

第66号議案  平成19年度芦屋市一般会計補正予算
(第3号)について

第68号議案  芦屋市消防庁舎新築工事請負契約の
締結について

第69号議案  訴えの提起について



 まだ2回目ですが、常任委員会は一般質問とは
また違った緊張があります。
委員会の質問は一問一答方式のためわかりやすい反面、
行政のプロである職員の方とのやりとりの中で、
自分が欲する情報を引き出すためには、
高度なテクニックと確かな知識が必要です。

議案全体の会派内の勉強会、担当者の方からのレクチャー、
先輩議員からの聞き取りなど、
これらの方法にもさらなる工夫がいります。



 第66号議案の補正予算では、前年度剰余金 
3億9612万円を、財政基金、
減債基金に半分づつ積立金に追加しています。
財政基金は2分の1以上の積み立てが可能ですが、
2分の1に留めて減債基金に
あてているのはやはり公債費の関係です。
単年度だけではない長期にわたった行財政計画とも
連動していることがわかります。
慣れている人には当たり前のことが、
一年生議員にはそのような小さな発見の積み重ねが、
嬉しくもあり次への励みにもなります。

 第68号議案は芦屋市消防庁舎新築工事請負契約の
入札の問題です。
7社中6社までが最低制限価格で入札していて
やはりこのようなケースは滅多にないとのこと。
小さな経費で大きな効果をあげることができればよいのですが、
金額が低く抑えられるということは、儲けが少ない、
下請けの人が泣くことになる、
手抜き工事になる、などが考えられます。

中島かおりが考える最低制限価格を明記しない
可能性についてですが、
入札の方法については検討していくとのことでした。
最低制限価格を示す以前は、入札には談合の心配があるため
予算の幅を示し、その時には最低制限価格を示すべきとの
意見が多かったそうです。
時代とともに政策も変化するものですね。

最低制限価格で入札してきた会社が7社中6社なら、
さらに安い価格で入札できたのではないか、という
画期的な意見も出ました。
色々な考えがあり、だからこそ議員も様々です。

 第69号議案の訴えの提起については、
すでに新聞等で報道されています。
グレーゾーン金利による過払い金を債権として差し押さえた
芦屋市が、支払いに応じないサラ金業者を
訴えようとしているものです
(議会の議決が必要な為、今回議案としてあがってきています)
お金を借りていた人(債務者)が、
実は業者にお金を返しすぎており、
気づかない内に債権者になっていたという何とも難しい話です。
過払い金を不動産や動産と同じように
差し押さえて滞納税に充てる、という
全国初の試みは多くの自治体が注目しています。

滞納税徴収にのみ重きをおくのではなく、
その後の生活再建を考え、
説明責任を果たし、了解を得た後に差し押さえを実行。
今回金額はあまり高くはありませんが、
グレーゾーン金利による過払い金をめぐる
業者のこれからの出方を方向付けるものとしては、
大きな意味があります。

 しかしながら、個人ではなく組織として取り組むにしても、
日本中でやっていない仕事をする時、最初は大丈夫かな、
ってかなりドキドキすると思うのですが、
その為にも普段の努力が何よりも必要とされるのだと思います。

 ある論文をヒントに庁内で自主研究グループを立ち上げ、
勉強を重ねての取り組みだと聞いています。
常にアンテナを張って貪欲に何事も吸収しようとする姿勢は
学ばなくてはなりません。

 またまた課題をいくつも抱えて、力不足を反省しつつ、
落ち込んだ時、最近は庁内の売店で買ったアイスクリームを
食べて元気を出しています♪
posted by 中島かおり at 21:00 | かおり通信
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