blog_notice_20190702.png

2008年01月31日

行財政改革調査特別委員会

芦屋市議会においてもインターネット中継が始まります!
今日の委員会で確認できました。
来年度予算であがっており予算審議はこれからなので
詳細については新年度を待たなくてはなりませんが、
「開かれた議会」として喜ばしいことです。
また、生中継になるのか、録画されたものになるのか、
あるいは併用になるのか、といったことも未定ですが、
議員、当局側双方によい意味での緊張感をもたらすとともに、
議会の活性化に必ずやつながります。楽しみです。

他に、今回の委員会で疑問に思っていたことに
ついて聞きました。

行財政改革調査特別委員会は、議会から以下の調査について
付託を受けて設置されています。

@財政収支見込並びに行政改革実施計画の各項目の
進捗状況の調査
A行政改革の各項目実施に当たっての当局の取り組み姿勢、
問題点等に対する指摘や改善策等についての調査
B市財政の再建を着実に果たすため、議会として
取り組むことができる方策等の調査

そして、今日の委員会の調査事項は勿論「
行政改革実施計画について」です。
昨年12月1日号の「広報あしや」にも載っていたものです。
この計画に限らず、説明責任を果たすのは
行政の大切な役割ですが、
この計画については「芦屋市行財政改革推進本部」
および「幹事会」において、
適宜必要な点検と見直しが行われます。
この計画は全ての分野にわたっているため、
常任委員会ごとにわけて調査がおこなわれていくようです。

今日は、主に総務関係でしたが、
教育委員会の担当者の顔も見え、
反対に総務で関係しているであろう
担当者の顔が見えなかったり、と
当局側の内輪の事情がどのようになっているのか
一年生には判断しかねることもありました。
が、この委員会について、疑問があったので質問しました。

私共が作成した行政改革実施計画について、
聞ける部分は聞いていく、
見直ししなければいけないものについては見直していくが、
基本的にはこういう形で、計画に基いて作業は進めていく、
という答弁を頂きました。

というのであれば、
あまり意味がないことになってしまいます。
委員会は、「知らないことを聞く場ではない」ため、
議員側は当然事前の勉強やヒアリングが欠かせません。
決して意味がないとはいえませんが、
今日は時間制限もあり、形式的であるように感じられます。
反対に、どのようにすれば形式だけに留まらずに
効率的な委員会が実現するのか、
今までのやりかたを踏襲することに拘ることなく
「やる気」のエッセンス以外に何が必要なのでしょうか。
芦屋市をさらによくしていこう!
という強い雰囲気は委員会では感じられませんでした。
行財政改革ですから、つらく大変な部分もあります。
しかし、地方分権時代を生き抜いていくために
「芦屋市として必要」な計画であるはずなのですから、
積極的に前向きなパワーがあってしかり、と考えます。
議員、当局側ともに、今まですでに
着手されてこられた方々と、一年生議員との温度差でしょうか。
そのようなジレンマを抱えながら、
「議会とは」「議員とは」模索が続きます。

また、兵庫県の「新行革プラン」について、
本市へも影響が及びます。
しかし、県の補助金に上乗せして市の補助を
出してやる制度(随伴補助)について、
基本的に県の補助金が削減されたものについて
市単独でやる考えはもっていない、という答弁もありました。

影響をうけるものについては、

スクールアシスタント配置事業
老人医療費助成事業補助金
母子家庭等医療費助成事業補助金
乳幼児医療費助成事業補助金
妊婦健康診査費補助事業補助金

などがあります。

県内の他の自治体では、県の補助がカットされても
この事業だけは市でやっていくということを
表明しているところもあります。

県議会の行財政構造改革調査特別委員会を傍聴したり、
先日明石での県職員の方からの行革の
レクチャーを聞くなど、兵庫県芦屋市として、
県の行革は決して他人事ではないと考えています。
芦屋市としても当然そうでしょう。
しかし、今日の委員会での答弁では、
県は県の責任でやるべき、というような感じを受けました。
一年生にとっては一律3割を見直すという
県の新行革プランは「突然」という感じがしていました。
大震災の影響は予想できますが、
議員になって3度の議会を経験する中で、
県の補助事業が議案にあがってくるなど、
「兵庫県はお金持ちなのかも」という印象をもっていました。
が、当局には一年生議員が感じるほど
「突然」ではなかったはずです。

県の行革プランに対して、芦屋市が説明会などを開く
という考えはない、という答弁がありました。
当然かと思われますが、それによって市への影響があり、
影響があるものについて市単独でやる考えは
もっていない、というのであるならば、
もう少し柔軟な方法が考えられると思います。
それを「つなぐ」のは、市議会議員には重過ぎます。
しかし、市民の皆さまにのみ負担のしわ寄せがいかないように、
議員はその立場でやれることをやっていかなくてはいけません。

次回は、2月29日(金)10時からです。
長期財政収支見込みが出される予定です。
posted by 中島かおり at 21:37 | かおり通信
2023hp-banner2.jpg