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2008年03月25日

3月議会が閉会しました

私たちの住むまちのお財布の中身が審査され、
一年生議員にとって、初めての予算審査と
4度目の議会が終わりました。

と同時に3月は異動の時期です。
今月末で定年を迎えられる方々のご挨拶がありました。
皆さんにとっては何十年のうちの
たった1年なのかもしれません。
しかし、6月11日からの任期が始まった私にとっては
1年にも満たない期間でしたが、議員という
新しい世界に入って多分最もみっともない時を
すごした最初の一年。
議会ではいつも相対していた何人かの方々が
いなくなるということにはやはり寂しさを感じます。
毎年巡ってくるこのことに心を動かされていては、
議員としてはなっていない!
そんな甘いことではだめ!と思われるかもしれません。
そして、中島かおりも今後この別れの時期を
乗り切ることに慣れていくのかもしれません。

このように自らの感情的な部分が揺れ動きすぎることが
議員の資質としてどうなのか、
最近卒業式や音楽会など(感動で泣いてばかりです)の
学校関係の行事に参加する時に考えることがあります。
政治に当事者性は必要であるけれど、それがなくても
人間には学習や置き換えなど、補う手段は多くあります。
この場合、当事者であるという錯覚によって
自らの立場をぶれさせることは絶対さけなくてはなりません。
「感受性の強さ」もまた中島かおりにとって
克服すべき課題です。

初めての予算議会でしたので、
今まで以上に多くの課題を得ました。
「政治家であれ」ということも勉強しました。
「市民と行政の双方向な関係による
開かれた芦屋市政をめざし、参画と協働のもと
透明性を確保して公平公正であるべし」という
自らの公約にも「現実を見よ」との厳しい課題も
つきつけられ、しかも選択を迫られました。
眠れない日も続き、3月25日の最終日が
こないのではないか、という思いにもとらわれました。
議会直前に、職員の方々の言うことがわからなくて
逃げ回っている夢にうなされ、
翌日何年ぶりかで熱を出して寝込んでしまう、
というハプニングもありました。

最終日の朝、市役所に向かう途中、
茶屋之町の桜が少しですが咲いていたのを見つけ、
その可憐な桜色が嬉しくて見上げていたら、
ほんの数秒だったのにその間涙がこぼれました。
「泣いている」という自覚のないままのこのようなこと
は初めての経験でした。
緊張のあまり、ということだったのでしょうか。

第17号議案 芦屋市青少年野外活動センターの設置
および管理に関する条例を廃止する条例の制定について

いわゆる「あしや村の条例廃止」については、
予算の中に4000万円の撤去費用も計上され、
ともに可決されました。
更地にして、時代の要請に求められる使い方を
模索することを選びました。
以下、民生文教常任委員会でのやりとりを
抜粋して載せています。
(詳細はこの先出来上がる議事録でご確認下さい)

芦屋の子供たちが、目を輝かせて生活していく中で
どういう方法があるかということで、
野外活動センターという名称になるかどうかわからないが、
全体の中で将来にわたってどういう取り組みの中で
考えられるのかは考えたい。

子供たちが自然の中で活動することによって、
いわゆる奉仕とか自立の精神を養うという目的で
条例を設置、青少年健全育成の観点からは
一定の効果があったと考えている。
他の施設で利用しているからこの施設がいらない
ということではない。
廃止しても自然の場として残っているので
自然環境と親しめる場であろう。
そのような活動は引き続き支援していきたい。

学校教育の場、社会教育の場での
自然環境学びの場の連携は必要。
一定の場所、場は広く考えていきたい。

この施設以外でやっている現状。
なくなったから自然に接する機会がない
ということはなかろう、と。
要は、施設学校関係については、
市内になくてもそれぞれ持っている。
保護者が期待する施設はかなり充実したものでないと
受け入れてもらえない、
宿泊施設としてはほかにもあるので、やむをえない、
持ちこたえられないというのが教育委員会の考え。

学校教育の限界を指摘されている。
市民の願いは安心安全、衛生的なところで、と。
もっと自然の中でどろんこになること、
手を汚すことが必要という親もいるだろう。
現学校教育では多くの意見に従い、無難に、
安全に快適にということを願った教育に流れているのは事実。
廃止の方向にもそのことが原因にあると思う。
市民の手で、自然に放り込むのでやれるのであれば
協力はやりたいと思っている。

財産区にもお願いして、市民のほうから
どういう使い方がでてくるかわからないが、
そのときには市長のほうで判断されて、
これならば財産区の方に
意向打診するということであればそのようになると思う。

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本会議では討論に立ちました。

会派イーブンを代表いたしまして、第40号議案、
財産の処分について、賛成の立場から討論いたします。
今回のこの議案は財産の処分ということではありますが、
それだけに留まらず、
(仮称)芦屋市福祉センター建設にむけてということで、
民生・文教常任委員会に付託され審議されたところです。
福祉センター建設ということだけの議論に
留まるのであるならばそもそも賛否がわかれることは
なかったかもしれません。
しかし、今回は市有地を売却して、
相手方が建設した施設建築物を芦屋市が借り受けて
福祉センター事業を行う。
平成5年に約36億円で購入したものを、
今回の18億1851万2千円という契約金額で
売却することに最初のひっかかりがあるのは
皆さん同じであろうと推察します。

当局が用意した経費比較によると、
芦屋市が独自で建設する場合、
土地は償還が終わる平成33年度までに44億9700万円、
建物は償還が終わる平成52年度までには36億4900万円、
合計81億4600万円との試算がだされ、
財団から賃借した場合の経費との比較をしています。
が、市単独での事業は無理なので、今
回のこの手法しかないとのこと。
福祉センター事業を行わなかった場合の起債償還金も
併せて示されていますが、
先の委員会での山中市長の答弁を借りれば、
「10何年も保険医療福祉で市民に親しまれ愛される
地域福祉の拠点として、
是非ともいかなるかたちでもほしいと思って
取り組んできたなかでこういう話がきた。
どんな条件でものむという固い信念で
このセンターをあの場所でこしらえたいという
願いがあり話を前向きにすすめてきた」ということですから、
センター事業を行わないという選択肢はありえないのです。

結局は市の持ち出しとなる金額が少なければ、
あるいは持ち出しがなければ問題はなかったのでしょう。
しかし、今の社会、経済、財政状況をみても
無理というものです。
予算的なことに関して、
(仮称)芦屋市福祉センター経費比較の資料と
これまでの当局からの説明だけでは、
最初の「ひっかかり」をクリアにするには不十分でした。
このことが、私達議員の悲劇となったといわざるをえません。
この議案に反対の立場の方々も、
福祉センター建設に反対するものではない、と
はっきり発言されています。
また税制改正、公益法人制度改革の議論がかなり先行して、
地域福祉の拠点としてのセンターのソフトの部分に
対しての議論がたらなかったように感じることからも、
公益認定等に関する運用について(ガイドライン)が
決定してからでもよいのではないか、という意見も
理解できない訳ではありません。
しかし、銀行の金利、起債の利子が上昇する中で
損ぎりしてでも売るのが得かどうか、
身軽に早くなりたい、という答弁にもあった
当局側の計算へも理解を示さざるを得ません。

入る団体もまだ正式には決まっていない、使用料、
管理・駐車場の問題、利便性についても今後の課題、
基本設計や実施設計もこれから、保健センターや
社会福祉協議会などのあとの利用についても
これから検討していく、など、委員会のやりとりでは
不確定な部分がまだ多く、
賛成の起立をするにはマイナスの要素が
含まれるものもかなりありました。
保健センターなどは移転後の跡地をどのように
活用するのかまだ行政内部で検討していないなど、
他の施策との重なりあう部分で解決していかなくては
いけない問題もあるであろうことにも考えが及びます。
何が何でもその目的達成ありき、ではなく他との連携、
整合性、つながりを持った安心できる行政運営を、
組織の理論ではなく、市民にもわかりやすく、
目に見える形でお願いしたいところです。
保健センター、地域包括支援センター、
権利擁護センター、子育て支援センター、リハビリセンター、
メンタルサポートセンター、介護予防センターなどなど
総合的な保健・福祉サービスを提供する
地域福祉の拠点施設としての場作りとコンシェルジュのような
「よろず相談窓口」の機能を創出するセンターの
基本的機能の中には、文化・交流機能というものも
含まれており、福祉だけではなく文化にまで
ふみこんでいるというすばらしく壮大な構想と
なっていることにも触れておかねばなりません。

社会福祉審議会、
(仮称)芦屋市福祉センター構想策定委員会等、
私も傍聴してきましたが、
委員の方からも様々な意味で戸惑いの声がありました。
建物を建てただけではなく、その中が
実質機能していくまでそれらの人の声をつなぎながら
成熟させていく役目が行政にはあることを文字通り、
市民と行政の協働の促進ができるようになるまで忘れないで、
これから継続されていく中で担当が変わっても
しっかり引き継いでいって頂きたい。
芦屋市における「地域福祉」を「芦屋らしさ」を
随所にもりこみながら、みなで考えるよい契機と
なることを強く願って賛成の討論といたします。
posted by 中島かおり at 21:57 | かおり通信
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