「行政評価について」神奈川県横浜市
「救急条例について」同
「従業員支援プログラムについて」東京都千代田区
10:17新大阪発のぞみ78号に乗り新横浜へ。
「全席優先席」という横浜市営地下鉄に乗り関内へ。
「行政評価について」
監査委員による行政監査(評価)は18年度から導入され、
20年度からは中期計画の7つの重点政策のなかから
計108事業を対象に評価を実施、14の指摘・改善・要望を行っています。
担当部局と監査の併記から20年度は監査のみの評価となっています。
その理由ですが、自主予算編成のために
その中で取り組むことが可能だからとのことです。
予算編成についてはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
芦屋市において予算編成過程も可能な限り公開しつつ、
透明性を担保する方法を模索してほしいと
中島かおりは常々考えています。
事業ごとの予算を査定するのではなく、
枠配分として例えば総務部はいくらというような中で予算を組む方法になっていますが、
実際の作業については「謎」です。わからないことばかりです。
横浜市においてはかなり弾力的な予算編成になっているということでしょうか。
監査の重要性と比例して監査事務局も
バックアップ体制としての重要度が増すことを
先の決算特別委員会において発言していましたが、
横浜市では局長以下46名の体制と聞き驚きました。
しかし「行政評価」をどの部署でおこなうのかということだと理解します。
計画(Plan)実行(Do)評価(Check)改善(Action)
を結びつけてその結果を生かすためにはいわゆるPDCAサイクルの一環として
評価は客観的で実効性がなくてはいけません。
評価の方法は自治体によって違います。
「政策評価の実施に関するガイドライン」というものが
国から示されています。
このガイドラインの影響、関連等についてお聞きしましたが、
市独自のもので特に影響等はありませんというようなお答えを頂きました。
毅然としたお答えに「流石横浜市!」と思ってしまいました。
ちなみに芦屋市では、事務事業レベルでの評価から
施策評価の導入が検討されています。
「救急条例について」平成20年度10月1日施行
119番通報時の緊急度・重症度の識別(トリアージ)を含む条例は
全国で初めてということです。
増大する救急件数に対応するために「構造改革特区」により提案。
紆余曲折を経て条例制定にこぎつけたそうです。
ウソをついて不正に救急車を利用することは違法であることも明記されています。
駅やデパートなど多くの市民が利用する場所には
AED等の設置が義務付けられます(平成21年度4月1日から)。
司令センターも見学させて頂きました。
東急東横線から地下鉄半蔵門線に乗り換えて東京都千代田区にある、
東京グリーンパレスに宿泊しました。
2日目は千代田区に伺いました。
立派な建物だとは聞いていましたが、
昨年グランドオープンしたばかりで10階までが区役所で、
11階から23階までは国の合同庁舎となっています。
入り口には電光掲示板に案内がでています。
「職員支援プログラムについて」
職員支援プログラム(EAP)が全国に先駆けて
18年9月から導入されています。
導入から約2年ということでまだ成果、効果の検証は難しいようです。
メンタルヘルスケアの充実にむけて、芦屋市でも検討がされています。
事前にお願いをしていて議場を拝見しました。
議員と理事者との対面、床がフラットになっているのが特徴的です。
昨年我孫子市議会でも採決表示システムを拝見しましたが、
千代田区が最初に取り入れ、全国的にはまだ少ないとのです。
「公人」として議員が賛否をはっきりすることは当たり前のことです。
「記録」として残さなくては、
議事録を読んでも個人の賛否はわかりません。
会派の賛否をのせている議会もありますが、
千代田区では議会だよりにおいて全議員の審議結果を載せています。
議会図書室もお願いして拝見しました。
議会だよりに議会図書室所蔵の図書もデータベース化されていること、
区議会Webサイトだけではなく、千代田区図書館HP,
大学・専門図書館横断検索ページからの検索が可能であること、
という記事を読み、羨ましくてしかたがありません。
議会図書室だけではなく市役所所蔵の全ての図書・資料を対象に、
データベース化ができれば、議員、職員ともに
かなり効率的に仕事ができ、かつ資質の向上につながると考え、
このことも先の決算特別委員会で発言していました。
議会図書室の充実はそこの議会の質と比例します。
ほしい資料を探し求める「時間」を如何に節約するのか。
個人単位で持つ課題としては大きすぎます。
スリムな組織運営の時代です。
行政、議会の垣根をこえての取り組みができるといいのに、
と思います。
様々な出会いに感謝しています。
ありがとうございました♪
