20日(月)
☆自治体財政の基本的な考え方
〜地方財政制度・地方財政の現状〜
地方財政審議会委員 木村陽子氏
☆先進事例紹介 予算編成と住民参加
千葉県我孫子市企画財政部企画課
課長補佐 渡辺唯男氏
主査長 木下登志子氏
今日
☆歳入予算の基本的な構造と考え方
〜地方税・地方交付税・国庫支出金・地方債〜
北海道大学公共政策大学院 教授 木幡浩氏
地方財政審議会というのは、
地方交付税、地方譲与税、各種交付金、
地方公共団体の翌年度の歳入歳出総額の見込額等に関し、
法令によりその権限に属させられた事項を審議し、
総務大臣に必要な勧告をするところです。
その委員である木村氏のお話は、
省庁間の予算をめぐるバトルや、国でおきていることなど、
普段ほとんど聞くことができないようなお話を織り交ぜての、
それでも地方財政と密接な関係であるが故に如何に大切か、
ひしひしと伝わってくる迫力ある内容でした。
地方財政計画と地方財政の関係など、
何度聞いても理解しにくいものです。
また、三位一体改革の後に議員になりこの世界に入った者としては、
その前の状況を知らないだけにすんなり入ってくる部分と、
やはり不可解な部分とがあります。
自分に引き寄せて理解しようとするから難しいのだと、
ここは反省点です。
その後は我孫子市における先進事例紹介でしたが、
我孫子市は一年目に委員会視察に行かせて頂き、
福嶋前市長さんのお話も何度か聞いていたこともあり、
親近感をもっていました。
そして、今日は一日木幡教授のお話でした。
議員になってすぐに聞くことができるとよかったのに、
というような内容だと最初は思いましたが、
議員となって約2年間に、地方財政について学んできたことの
総復習、総点検というような位置づけになったのではと思っています。
そして、判明するのは、「まだまだだなぁ」ということです。
確かに行政経験のない一年生議員が2年で全てわかっていたら
恐ろしいとは思います。
今日の講義のあまりのスピードの速さについていけない、
ということもあります。
でもそのように甘えていてはいけません。
けれども「さっぱりわからなかった」というようなことはなかっただけに、
せめてそのことにも目を向けたいと思います。
しかしながら、初めて聞いたこともあったり、
普段市役所内あるいは議会事務局内で見かけていたことが、
実はそういうことだったのか、と納得することもあり、
あるいは、議会で発言したことがそこでとどまっていたのでは
十分ではなかったと後悔することなど。
オプション

自治体の歳入で税収入の占める割合は大きく、
税は民主主義の根幹をなす部分でもあります。
「地方税法」第294条 市町村民税の納税義務者等
について書かれています。
定額給付金は住民登録されている自治体から給付されますが、
税は必ずしも住民登録されているかどうかに関わりません。
転勤になっても住民票をうつしたくないのでいつもうつさないのだという
会社員の友人がいました。
反対に住民票等役所が近い方が便利ということで、
そのようなことに拘らない人もいます。
戸籍も含めて、価値観は様々です。時には価値観のおしつけによる
大きな問題をはらむこともあります。
住民票はそのままで単身赴任などで住所が変わる場合、
課税はどの自治体がするのか。
http://www.city.kushiro.hokkaido.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1141350225540&SiteID=0
(釧路市HPより)
http://www.city.ashiya.hyogo.jp/reiki_int/reiki_honbun/an70001851.html
(芦屋市HPより)
第13条に 市民税の納税義務者等 ということで書かれています。
実際に住んでいる住所地に税をおさめる場合、
住民登録をしている自治体には「均等割」の分だけはおさめる
ということになるようです。
今日の講義中すぐに理解できなくて、
その後、他の方に教えて頂いてしまいました。
お世話になった皆さま、ありがとうございます。
家屋敷課税ー忘れられない言葉になりました。
明日は川西市企画財政部参事のお話しです。
楽しみです。
