
塩野七生(しおのななみ)著
『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』
自分のプロフィールにも、好きな本としてのせています。
http://nakajima-kaori.net/html/profile.html
イタリア ルネッサンス期の軍人、政治家であり、
父親はローマ教皇アレクサンデル6世で、ルクレツィア・ボルジアは妹。
中学から高校時代、塩野七生さんの本は愛読書でした。
少女時代に憧れたのは、チェーザレ か 塩野七生さんか。
多分、どちらへの「想い」もあったのだと解します。
中島かおり同様、この本を愛読書としている人と出会い、
チェーザレ・ボルジアのお話しが出来るというご縁にめぐりあいました。
女性であることの息苦しさ、あるいは対極にあるかもしれない狡猾さ、
社会の非対称性、二重構造、貞操観念、マキアヴェリズム、
時には宝塚歌劇の「女の世界」と夢の世界にも寄り道しながら、
この世界で戦う同志の当然の帰結として
ダンスを交えながらも「政治」へと話しは進みます。
ところで、塩野七生さんには宝塚時代にお目にかかるという
大いなる幸運に恵まれ、イタリアからお葉書を頂いたこともありました。
塩野七生ワールドへの憧れとしてのコンスタンティノープル。
「あのまちを下さい」
マホメッドU世が宰相に言うこの言葉から、
1453年5月29日コンスタンティノープルは陥落し、
オスマントルコの支配となり、東ローマ帝国は滅亡します。
今のイスタンブル(トルコ)ですが、
訪ねてみたいのに、いつもすりぬけていってしまいます。
今度も?駄目なのかしら?
