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2010年06月22日

組織を守るための理論/本会議一般質問二日目

何とかなる!
そう思って、この世界に飛び込んで3年。
自分なりにできる準備はしたものの、
政治は住民に身近でなければならないとの想いから、
無謀にも無所属で立候補して、
地方議会議員となって3年が過ぎた。
よく当選したとその当時思ったし、
今も折に触れてそのように感じることはしばしばだ。
多くの方々の支えと愛を感じつつも、
その実感と引き換えに多くのものも零れ落ちた。
―どうやって生きていこう?
と思ったときも
―何とかなる!
と歯をくいしばって笑顔で乗り切っている今がある。

さて、先日仲間内で、
このままでは日本はなくなってしまうのではないか、
今の危機的状況を憂いつつ
何故幕末のように志士がでないのか、
との話しになり、
今は幕末ではなく、元禄時代だと。
元禄といえば文化が花開いた時代。
そう、iPad に iPhone
があるとの指摘に、
これらのツールは文化なのか、と
変なところに感心しつつ…。

江戸時代末期の幕臣に、
小栗上野介忠順(おぐり こうずけのすけ ただまさ)という人がいる。
幕末の志士としては有名ではなく、
むしろ地味な人ではあるが、偉大な業績を残している人である。
作家司馬遼太郎氏は彼のことを「明治の父」と言い、
大隈重信は「明治政府のやった改革は、小栗の模倣に過ぎない」とも。

ひらめき「幕府の運命に限りがあるとも、日本の運命には限りがない」
ある幕臣が
「幕府の運命もなかなかむつかしい。
費用をかけて造船所を造ってもそれが出来上がる時分には
幕府はどうなっているかわからない」
と、小栗氏が建設しようとしていた造船所に反対した時、
小栗氏が語った言葉である。
大局的に物事を見通さなくてはならない、ということか。

さて、彼の残した他の言葉に、このような言葉もある。

ひらめき「一言で国を滅ぼす言葉は『どうにかなろう』の一言なり 
幕府が滅亡したるはこの一言なり」

中島かおりは幕末の志士にはなれない…。

芦屋市議会議員 中島かおりホームページへのリンク





posted by 中島かおり at 18:54 | かおり通信
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