テーマは「震災と文学」
しかし、1時間半という講演時間の中で1時間を過ぎても
震災の話がでてきません。
文学と女たち
そんなテーマかな?なんて思い始めていましたら
「これまでは前置きで、いよいよ本題です!」
となってきました。
いよいよね!と思っていましたが
震災
はメインテーマとはならなかったような気がします。
ご自身のお身内のお話しも織りまぜながら、
「いきいきとした女性像」を示しつつ、
今年、すごいなーと思った小説は、
母子の共依存
母親からの離脱
抑圧者としての母親
であり、
父親、男がいなくなっている。
小説には預言者としての役割があるので、もしかして実社会における前兆ではないか?
封建的で、家父長的父親のいる場所はなくなる社会の到来?!
あの震災とともに、大きく何かが変わったのかもしれない。
その変わりゆく方向を最初に指し示した
先駆者は
谷崎潤一郎
ではなかったのか。
やっぱりは谷崎はすごい!
そして、拍手と共に講演会は終わりを迎えました。
ということで、テーマは、
谷潤
だったのではないでしょうか。
さすがに
第48回谷崎潤一郎賞受賞者です!
男の人でもそのように思うのだ、と
率直な感想です。
それから
ルナ・ホールから戻る途中、
市役所入り口を入ったところで、思いがけない方にばったり出会いました。
嬉しい出会いでした。
あまりの突然に、何もしゃべることができなかった気がして
それが残念でした…。
