行政機関に電気課があるのは、ここの自治体だけではないでしょうか。
CO2の排出量をゼロに近づける取り組みとなっています。
「ひと月に35日雨が降る」と称されるほど雨が多く、
この雨を利用した水力発電で島内ほぼ全ての電力が賄われています。
しかも電力会社ではなく、民間の企業(屋久島電工株式会社)がもつ
発電所によるのです。
それを、種子屋久農業協同組合
上屋久町施設協同組合
安房電気利用組合
九州電力(わずか3つの地域)
の3組合及び1社により電力が供給されています。
電気事業法の特定供給という形で運用されています。
元々九州電力に依頼をするも、事業としては難しく
全島の供給はむつかしいということで、
「上屋久町(当時)」が組合に委託するということで始まっているのが
今にいたっています。
その後、合併により「屋久島町」となってからも電気事業は引き継がれ
電気事業特別会計 約6億7千2百万円という予算規模になっています。
とても珍しいケースだと思われます。
そして、離島の厳しい状況とともに逞しさを象徴するようにも思われます。
電気課 管理係長 内田康法さんにお話をお聞きしました。
議場も拝見しました。
屋久島電工株式会社さんにもお邪魔しました。
多くの方々から多様な意見と考えをお聞きする貴重な経験となりました。
皆さま、ありがとうございました。
