今や、地図は「情報インフラ」とも呼べる存在となっています。
議員という仕事柄、地図を使うことは多くありますので
とても興味深く
『ゼンリン地図の資料館』を拝見しました。
視察先での偶然の出会いでした。
昭和23年 1948年別府市にて出版社を創業、観光小冊子を発行。
巻末に添えた市街地図が評判となり、
一軒一軒歩いて調査して住宅地図を作ることが仕事となる。
日本全国発行を志し
昭和29年 1954年に小倉に本拠を移転。
昭和55年 1988年に住宅地図発行部数が100万部を達成。
全国の発行を達成。
このような歴史は初めて知りました。
改めて「地図」の重みを感じることとなりました。
防災にも地図は欠かせません。
DIGやHAGといったものを議会でも取り上げて提案してきていますが、
ここでも見ることになりました。
disaster imagination game 災害 想像 ゲーム
参加者が大きな地図を囲み、議論しながら書き込んでいく、いわば災害図上訓練です。
用途にあわせた地図も作成されています。
地図と言えば、江戸時代後期に全国を歩いて測量し、
日本で初めて地図を完成させた伊能忠敬氏が有名です。
「伊能中図」原寸複製が広がっています。
住宅地図を手書きしていた頃の製図道具です。
筆耕版の地図版下です。
戦後70年ということで、特別企画がありました。
旧米国陸軍が作成した地図です。
1944年航空写真等を元に作成されたものです。
戦災消失図
終戦直後から最も必要とされた地図は戦災消失図である。
被害状況の空間的把握は、復興の第一歩であり
留守宅の状況や復員兵士や引揚者が必要としたものであるため
作成されています。
復興計画都市図
戦災の実態が把握されると、すぐに作成されたのが復興計画都市図などの未来指針図。
歩くことからはじまる「地図」は
奥が深いことを今更ながら実感しました。
これからも今まで以上に、大事に使わせて頂きます。
