記念講演
講師 中西進氏(国文学者 高志の国文学館館長)
演題 万葉集といなみ野
学園生等の社会参加活動報告
記念式典
祝賀会
作品展示会
中西先生のお話を楽しみに出かけました。
万葉集の最初と、後の方にも
いなみ野
という言葉がでてくるほど、重要だということです。
後の天智天皇となる中大兄や、
柿本朝臣人麿などのうたに
印南 稲見 印南野
とみることができます。
会場の皆さんで、歌を何首か声に出して読みました。
古典 ではありませんが
口にだすと、目からの情報とはまた違った意味で
言葉の美しさに改めて心動かされるものがあります。
この時代には今とは比べ物にならないくらい表現する言葉があったと
中西先生はお話されていました。
名くはしき稲見の海
精緻な美しさを使い分ける「くはしい」
感情の細やかさが表現される、
言葉の美しさを人が楽しむ余裕があったということでしょうか。
それとも、感じ取るこころそのものに余裕があったということでしょうか。
使う言葉を顧みるということは、
その人の生き方すらもあらわしていることを考えると
自分におきかえると恥ずかしいような、恐ろしいような…。
そしていなみ野学園に学ぶ、あるいは関係する皆さまのパワーには
圧倒されつつも元気を頂いてまいりました。
50周年おめでとうございます!
祝賀会では、何と鏡割りをさせて頂きました。
