今後の両県地方の交流のあり方について意見交換するとともに
より一層の交流のを推進するため
8月に友好訪問団を派遣し
各種記念事業の実施に伴い
知事から議長あてに
県議会訪問団の派遣について依頼があり、
県議会としても訪問団を派遣し
記念事業等へ参加するとともに
友好交流の推進に寄与するために
県議会友好訪問団が派遣されました。
この度、中島かおりは兵庫県議会日ロ友好訪問団の一員として
8月18日から21日までハバロフスクに行ってまいりました。
18日の初日は、伊丹空港発成田経由でハバロフスクに向かいました。
二日目は
日本人墓地
ハバロフスク日本センター
ハバロフスク地方自然保護区統括センター
ブリアムールスキー動物園
を訪問しました。
日本人墓地では、長岡団長より献花の後、
全員で黙とうしました。
旧ソ連に抑留された軍人軍属の死亡者
6万人余りと言われています。
そのうち、ハバロフスク地方での死亡者は、
約8400人。
ハバロフスク市での死亡者は、約1100人と推定されています。
兵庫県関係者は、9人の確認がとれているということです。
ハバロフスク日本センターは、1994年に開所し
将来的にロシア経済発展を支える人材の育成・教育に取り組んでいます。
ロシア大統領プログラム「企業経営者養成計画」に協力し
日本から招聘した専門家による企業管理、マーケティング、予算管理など
様々な分野のセミナーを開催するほか
同プログラム修了生による1週間の訪日研修等を支援しています。
日本語学習者との交流会で、
とても流暢に日本語を話す人たちとお話することができました。
ヤフオクの代行をしておられるビジネスマンにもお会いしました。
ハバロフスク市からウラジオストク市の方面
南に30キロの位置に
コルフォフスキー村があります。
その村の副村長さんも来られていました。
日本語を話すロシアの人たちと話すことができて
とても楽しく、嬉しい気持ちになりました。
ハバロフスク地方自然保護区統括センター
地方政府の会議室でお話をお聞きしました。
昭和60年にハバロフスク地方から兵庫県へ
コウノトリが譲渡され
以来、コウノトリを通じた研究・交流活動を重ねており
昨年は兵庫県立コウノトリ郷公園を訪れています。
二日目の最後の訪問は
ブリアムールスキー動物園です。
休園日だったにもかかわらず、快く対応頂きました。
創立2002年、面積は6haで
年間約10万人の観光客が訪れます。
ヒグマ、ホッキョクグマなどツンドラ地帯や
タイガ密林地帯にすむ約35種類の野生動物と鳥類が集められています。
兵庫県の県鳥であるコウノトリの繁殖・生育のため
昭和60年にハバロフスク地方から6羽を受贈し、
さらに平成11年、15年、16年と各2羽ずつ受贈し、
コウノトリを通じた交流を深めています。
平成24年、兵庫県からハバロフスク地方へ4羽を寄贈、
プリアムールスキー動物園内のケージ内で飼育されることになりました。
しかし、その後、そのうち3羽が死亡し、
残る1羽はモスクワ動物園へ移送され療養しています。
ロシアでコウノトリに会うことができなくて
残念に思いました。
二日目、中身の濃い一日を過ごしました。
自治体の規模が大きくなり、事業が多いと
広範囲での事業が継続してこんなにもスケールが大きく実施されていることに
1年生の県議会議員としては、驚きをもって
兵庫県議会日ロ友好訪問団の一員として過ごさせて頂きました。