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2020年04月24日

第348回(令和2年4月)臨時会

主に
一般会計特別会計をあわせて
総額3916億3千3百万円の補正予算の審査です。
2月と3月に引き続いて
本日も質疑にたたせて頂きました。

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過去最大規模の補正予算ですが、
新型コロナウイルス感染症対策の収束が見えない状況に鑑みると
十分とはいえないものがあります。
そのため、
兵庫県として、独自に
支援事業の継続や更なる拡充等柔軟に対応していくべきであり、
その財源にあてるために
予定事業の見直し等により
予算の組み換えなど早急な判断を求める、
という内容でした。
届いた人には届いたかもしれませんが、
井戸知事には少し届かなかったようで、脱落感…
あれもこれも、と議会や県民から言われていることも承知しますが
対応に少し残念に思いました。

来週、新型コロナウイルス感染症対策に対する申し入れをすることに急遽決まったため
申し入れ書の準備等もあり、
かなり長い一日になりました。

三密を避けるべく、議席の配置が変わったため
今朝開会前に本会議場をみにいくと
マイクテストをしている最中でした。
質疑をするなど登壇する際は、
自席で番号と議員名を名乗ってから、登壇します。
自席における発言はそれだけですが、登壇する議員の席で
マイクテストをしてくださっていたのでした。
1年間、知りませんでした。
「プロの仕事をしている」方々に支えられていることを
改めて知らされた日でもありました。
人の信頼を裏切らないように議員としての仕事をしながら
自らの信頼も勝ち得ていくことができるような議員になるべく
頑張らねば、と、長い一日の最後に強く思いました。

本会議質疑の原稿です。
是非ご一読下さい。

医療関係者の皆さま、公務員の皆さま、
宅急便やスーパーで働く方々などエッセンシャルワーカーといわれる方々、
全ての皆さま方に感謝申し上げます。

1 新型コロナウイルス感染症対応のさらなる拡充について

新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象が
全都道府県に広がりました。
先行きが不透明なことに対する不安や不満の拡大は止まる様子を見せない中、
国会議員の報酬20%カットでも少な過ぎだとバッシングを受けるほど、
全国で住民の政治や行政への不満感情が高まっているという報道も目にしています。
減収により生活が不安定になる、
解雇や雇止め等により住宅にすら困窮する状態になる、
休業要請によりこれまで守ってきた商売の火が消えてしまう、
外出自粛、休業等が行われる中で不安やストレス等の蓄積から
DVの増加・深刻化が懸念される状態にすらなる、など、
新型コロナウイルスは、全世界において
これまでの生活を一変させる力を持っています。恐ろしいです。
だからこそ、人々の生活に寄り添い、守り、未来につなげていくのか、
行政の手腕が人々の生きていこうとする力や他者に対する思いやりとともに試されています。
さて自治体独自で打ち出す経済支援策が相次ぐ中、
兵庫県令和2年度 4月補正予算 をご提案頂きました。
経済に大変な影響を及ぼしている現状に困っている県民の皆さまに、
何とか手を差し伸べようとしている様を読み取ることができます。
「無利子融資制度」や「休業要請事業者経営継続支援事業」など、
国の「持続化給付金」等とともに、今現金を必要としている方々の手元に
早期にそして確実に届くことを含めて、
情報発信は特に丁寧にわかりやすくお願いいたします。
今回の補正予算の規模は、
一般会計特別会計をあわせて総額3916億33百万円と過去最大規模とのことですが、
いまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見えない状況に鑑みると、
兵庫県として、支援事業の継続や更なる拡充等柔軟に対応していくべきではないでしょうか。
財源としては予定事業の見直しや、
予備費を活用するなど今後も引き続いて機を逃さず
適切な補正予算を編成するなど適切な判断が求められていると考えます。
「すこやか兵庫」の実現に向けて、
今後主役となって活躍して頂く県民の方々に、
迷わず熱い手を差し伸べるべきではないでしょうか。
当局のご所見をお伺いします。
posted by 中島かおり at 21:53 | かおり通信
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