令和2年県政10 大ニュース
発表されました。
今年はコロナ一色の感が強いですが、
県政としてはそのほかの事業も印象深いものがありますね。
1
新型コロナウイルス感染症拡大防止に、医療関係者・県民・事業者が一体となって取り組む
3月に感染者を確認以降、拠点病院である県立加古川医療センターを中心に重症者等へ対応する一方、
フェーズに応じた病床や宿泊療養施設の運用と、入院調整を行う「CCC-hyogo」により、自宅療養者ゼロを
堅持。「ひょうごスタイル」の推進など県民一丸となって感染拡大防止に取り組んだ。また、融資や支援
金給付による事業継続の下支えや、商店街お買い物券・ポイントシール事業等による需要喚起といった経済対
策、緊急雇用創出事業や、労使国県による四者合意締結などの雇用対策、生活福祉資金の貸付などの福
祉対策を実施。これらの総合的な対策を「兵庫県対処方針」としてまとめ、時々の課題に的確に対応した。
2
ポストコロナを見据え、新しい社会づくりへの取組を展開
コロナ後の新しい社会づくりに向けて、県民の提案募集や有識者による「ポストコロナ社会兵庫会議」
の提言など、県民の英知を結集する取組を展開。世界初4冠を連続で獲得したスパコン「富岳」への期待
も高まる。また、兵庫情報ハイウェイの増強などのデジタル化、行政手続における押印、書面規制等の
見直しを進めた。
3
阪神・淡路大震災25 年を迎え、次世代への継承、災害への「備え」が前進
秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席の下、阪神・淡路大震災25 年追悼式典を開催。「世界災害語り継ぎフ
ォーラム」をはじめ、次世代へ継承する事業が多数実施された。また、県内の洪水浸水想定区域図等の公
表完了、既存ダムにおける事前放流・期間放流の取組等により、災害への備えが大きく進んだ。
4
県内農場では初の鳥インフルエンザが発生、迅速なまん延防止と風評被害対策に取り組む
11 月、淡路市の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが発生。直ちに対策本部を立ち上げ、同居家きん
の殺処分、焼却、消毒ポイントの設置等まん延防止措置を行うとともに、風評被害の防止を呼びかけた。
5
全国初のボーガン条例制定、加東こども家庭センター分室新設等、県民生活の安全安心を確保
県内で発生したボーガンによる殺傷事件を受け、青少年愛護条例の有害玩具類に指定したほか、ボー
ガンの取得に係る届出の義務等を定める、全国初の条例を制定。また、加東こども家庭センター分室を
新設し、急増する児童虐待相談に対応するなど、県民生活の安全安心の確保に努めた。
6
芸術文化観光専門職大学が設置認可、来年4月開学に向け準備が進む
但馬地域において、芸術文化と観光の双方の視点を生かして地域の活力を創出する人材を育成する「芸
術文化観光専門職大学」が設置認可を受けた。平田オリザ氏を学長予定者として迎え、施設を整備し、
順次入試を実施するなど、令和3年4月の開学に向けた準備が進んだ。
7
起業プラザひょうごが拡充・移転、併設の国連機関「UNOPS GIC Japan(Kobe)」との交流に期待
9月に「起業プラザひょうご」を移転リニューアル(神戸市)。それに先立ち、7月にエリア拠点を姫路
市・尼崎市に開設。11 月には国連機関「UNOPS GIC Japan(Kobe)」が「起業プラザひょうご」に併設された。
こうした拠点の連携・交流により、「起業立県ひょうご」への新たな歩みが期待される。
8
全国最多の日本遺産認定、ひょうご観光本部のDMO 化等、新たな観光の芽が生まれる
日本遺産に新たに「伊丹と灘五郷」のストーリーが認定され、全国最多の9件となったほか、県立公園
あわじ花さじきがリニューアルオープン。観光地域振興の先導役としてDMO 登録された(公社)ひょうご
観光本部が、これらの資源を活用し、世界に誇る観光地「兵庫」の形成を目指す。
9
プラスチックごみ削減や瀬戸内海の栄養塩類管理等、自然共生や環境の取組が進む
海岸漂着物を対象としていた地域計画を改定し、漂流ごみ・海底ごみを加え、プラスチックごみ対策
を強化。また、イカナゴ資源減少の原因が海の貧栄養化であることを解明し、豊穣の海の回復に向け、
工場等からの適度な栄養塩類供給のための取組も進めた。
10
北近畿豊岡自動車道全線事業着手など基幹道路ネットワークの整備が前進
北近畿豊岡自動車道が全線事業着手されるとともに、11 月には日高豊岡南道路が開通。播磨臨海地域
道路は「内陸・加古川ルート」が選定された。また、名神湾岸連絡線は、来年度新規事業着手に向け、都
市計画手続きが進展するなど、基幹道路ネットワークの整備が前進した。

2020年12月14日
令和2年県政10 大ニュース
posted by 中島かおり at 20:06
| かおり通信