まん延防止等重点措置の実施後、
二週間の経過を踏まえても、依然として新規感染者数が拡大傾向にあること、
また医療提供体制も危機的状況にあることから、
緊急事態宣言の発出を要請する。
1.これまでの取組
本県に対する、まん延防止等重点措置の実施区域指定(4/5〜)を踏まえ、
特に感染拡大区域である神戸市・阪神南地域(尼崎市・西宮市・芦屋市)の
4 市を重点措置区域、また、阪神北地域(5 市町)・東播磨地域(5 市町)・中播磨地域(4 市町)の
14 市町を県独自措置区域として、飲食店等の営業時間の短縮や感染対策の徹底を要請するとともに、
全県域を対象に不要・不急の外出の自粛の要請やイベントの開催制限、
出勤抑制、入院病床や宿泊療養施設の拡充、自宅療養の実施、
検査体制の強化等の医療提供体制の充実など、まん延防止に向けて積極的に取り組んできた。
2.新規感染者数の拡大
しかし、新規感染者数は、4 月 5 日以降、毎 1 週間比伸びが 1.5 倍で推移、
本日 4 月 21日には、過去最多の 563 人となるとともに、
感染状況のステージ指標は、@病床のひっ迫具合、
A療養者数、BPCR 陽性率、C新規陽性者数 がステージW(緊急事態宣言)の段階に
悪化している。
3.医療崩壊の危機
また、医療提供体制は、4 月 21 日現在、重症病床使用率が7割を超え、
入院できない患者が 1,000 人を超えるなど、医療体制は逼迫し、まさに医療崩壊の危機にある。
4.緊急事態宣言発出の要請
このように、まん延防止等重点措置指定後、二週間の経過を踏まえても、
依然として新規感染者数が拡大傾向にあり、また医療提供体制は危機的状況にあることから、
緊急事態宣言の発出を要請する。
具体的な協力措置等については、今後示されていくようです。
そこが一番皆さまのお知りになりたいところかと思いますが、
対象地域や、協力内容等について、県内や、
大阪と兵庫では今後違いが出る可能性もあるかもしれません。

2021年04月21日
緊急事態宣言発出の要請について
posted by 中島かおり at 17:47
| かおり通信