11時から本会議が開かれました。
令和2年度決算関係議案計23件は認定されました。
本会議終了後、
政調懇話会が大会議室で開かれました。
目的
行政各般にわたる知識、情報を的確に把握し、
議会活動の充実に係る調査・研究を通じて議員の政策形成能力の向上を図る。
対象は、全議員です。
開催内容
(1)講演テーマ
「デジタル化の目指す将来像」
地方自治体におけるデジタル化の目指すべき将来像や、
デジタル化に際して広域自治体としての都道府県の役割などについてご講演いただく。
講 師
山口 功作 (やまぐち こうさく) 合同会社側用人 代表社員
2003年から駐日エストニア共和国大使館にてエストニア投資庁、
ならびにエストニア政府観光局を所管するエンタープライズ・エストニアの日本支局長を15年間務める。
総務省自治体DX検討会構成員。
高松市スマートシティアドバイザー。
民間企業の社外取締役等を務める傍ら、
DXアーキテクトとして地方自治体のアドバイスや講演活動を行う。
本日の講演の中身は刺激的な部分もあり、質問をさせて頂きました。
政府において「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が決定され、
目指すべきデジタル社会のビジョンとして
「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、
多様な幸せが実現できる社会〜誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化〜」
が示されました。
このビジョンの実現のためには、
住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要です。
行政の仕事はデジタルによって「人が減少する」ということでも成り立つということではない、
ということでした。
DX (デジタル・トランスフォーメーション)
とは、ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること
というのです。
デジタルの推進、オンライン化、ICTの推進
だけではなく、それらによって「良い方向に変わっていく」ことが求められるのです。
すなわち、これまでのように指示を待ってその仕事を進める、
のではなく、自ら考えて行動していかなくてはならない、ということなのだそうです。
議会事務局の職員も多く参加しておられましたので、
私たち議員とは受け止め方も違ったのではないかとも思うところです。
幸せのかたちって、そもそも多様なのだと思いますし、
個人的には「多様な幸せ」とデジタルとの関連がイメージしにくいところから、
質問させて頂きました。
例えば、性別を例に挙げて、男と女だけではなく、今は国によってはもっと多様化している。
「多様性」も更に進むなかで
もしかしたら「幸せのかたち」も微妙に影響を受けて変わっていっているのかもしれません。
定例会最終日の高揚感に浸る間もなく、
新年度予算編成に対する申し入れや、委員会の準備など
地味な作業が続きます。

2021年10月22日
第355回(定例)兵庫県議会が閉会しました。
posted by 中島かおり at 21:00
| かおり通信