滋賀県警では、65歳以上の高齢ドライバーを対象に指定コースを走行し、運転行動の計測結果を運転技能自動評価システムによって評価する講習やVRシミュレーターを使って詳細な分析を行っています。
データを分析した結果、60代以上は速度に関しては問題ないけれど、一時停止がやや甘く、左右確認に首振り角度・回数も他の世代と比べてできていないことが明らかに。また、県内の高齢運転者による死亡事故は、約9割が夜間、天候不良、または長距離運転時に発生しています。
そこで、高齢者ドライバーに向けた安全教育として、一時停止、左右確認と共に、『三方よし運転』を意識付けをしています。三方とは@体調A状況B行き先の三つ。体調がすぐれない時は、運転を控えるのはもちろん、天候の悪い日や、夜間・通勤通学時間帯の運転は控えたり、運転する場所は近距離にするよう促しています。
また、高齢の歩行者への安全対策としては『きら☆ピカ三方よし』。こちらの3つは@時間帯A反射材B確認。特に日の入り後1時間は事故多発時間帯。用事は昼間に済ませて、夜間における不要不急の外出は控えること。夕暮れ時や夜間に外出する時は、明るい色の服装や反射材を着て自分を目立たせること。道路を横断する時は、近くの横断歩道を利用することなどを喚起しています。
参考にさせていただきつつ、さらなる分析を進めて交通事故事故防止への効果がでることを楽しみにしたいと思います。
因みに庁舎は110年前のものと伺いました。
到着したときに素敵!と思わず口にしてしまいました。玄関を入ったところで、写真を撮りました。

