
あまり馴染みのないテーマでした。「しょく罪指導」とは、保護観察対象者に対して罪の重さを認識させ、悔悟の情を深めさせることで、再び罪を犯さない決意を固めさせるとともに、犯罪被害者及びその家族又は遺族に対し、その意向に配慮しながら誠実に対応するよう促すことを目的とした指導のことです。
平成19年に成立した更生保護法の下、対象者に対する指導プログラムが実施されるようになり、令和2年10月に被害者に立った保護観察処遇の充実が求められ、新たな指導プログラムが策定されました。同プログラムは、『しょく罪指導ワークブック』に基づいて実施され、10月から走り出しているということです。
プログラムの実施対象者として新たに加わったのが"被害総額が100万円以上の重大な経済的損失を与えた事件"。増加傾向にある特殊詐欺被害がその背景です。改めて、特殊詐欺の影響の大きさを感じました。
多くの方にとってあまり触れたことのないテーマだったようですが、今日の研修内容を今後の活動にもつなげていきたいと思います。