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2022年11月17日

兵庫県西宮市にて・日本防災士会地方議員連絡会研修会 講話 など

富田砕花賞贈呈式に続いて、
西宮市に出かけました。
危機管理センター(第2庁舎)が約1年半前に完成、
一度、研修の予定でしたが、コロナで延期となり、
本日の開催となりました。

危機管理室、消防局・消防団本部、上下水道局、都市局、土木局などが配置されています。
災害発生時には、市民の皆さんの命と生活を守るために
迅速・的確に活動できる庁舎として運用されています。
屋上にはヘリポートがあります。
昨日、兵庫県警の航空隊を視察したばかりです。

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免震層(1階〜2階の間に設置)
大地震発生時に建物の揺れを軽減する免震層を1階と2階の間に設置。
地震時には、この免震層の下部と上部が異なる挙動となるため、
免震層をまたぐ配線・配管なども追従できるように整備されています。

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立派な建物で、中圧ガス管に直結した非常兼用型コージェネレーション発電設備や、
燃料備蓄型の非常用ディーゼル発電機を設置しているフロアーも見学しました。
準備万端ではありますが、
本来はこれらのものが機能しない日常、が続くことが理想なのだと思うと、
複雑な気持ちにもなります。
地元、芦屋で勉強会等がありましたので、
この研修会に最後まで参加することが叶わず残念ではありましたが、
大変参考になりました。

夕方からは、井戸前知事のお話を聞く機会がありました。
ホテル竹園における例会に井戸前知事が講師としてこられました。
主に、コロナのお話や県の役割について。
「集中」という要素は、プラスのものだというイメージだったが、
コロナ禍においては、三密を避ける、といった、脆弱性もっているという気付きがあり、
分散への兆しがあった、
というお話がありました。
改めて、ウィズコロナの時代に入っている実感をもつことにもなりました。
お元気そうなお姿にも嬉しく思いました。

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posted by 中島かおり at 21:17 | かおり通信

芦屋市 第33回(令和4年度)富田砕花賞贈呈式

芦屋市立図書館にて開催され、
来賓としておよびいただき、お祝いの言葉をのべさせていただきました。

受賞者:小林坩堝(こばやし・かんか)氏

受賞作品:小松川叙景(株式会社共和国)

小林坩堝(こばやしかんか)氏のプロフィール
1990年生まれ。東京都在住。
詩集に『でらしね』2013年・思潮社(『中原中也賞』・『鮎川信夫賞』・『萩原朔太郎記念とをるもう賞』最終候補)
小詩集に『風船』2015年・カニエ・ナハ企画編集、『エンド・ロール』2017年・archaeopteryx(「現代詩手帖」2016年〜2017年連載作を改稿)

<選考委員講評>
この作品集は、今ここへ、たいせつな問いを投げかけてくる。
冒頭作に脚のないハトが登場する。なぜ脚がないのか。
しかも彼らは、狭い鳩舎で殺し合いをするという。ハトは平和の象徴。
これは如何なる事態なのか。表出された言葉と写真により、
平穏な日々に一瞬裂け目が生じ、うろたえる私達は深い問いを抱えることになる。

ご本人が受賞作を朗読されるという、
大変貴重で、贅沢な時間を共有させていただきました。

「痛々しい否定性」
と選考委員さんからの言葉にありましたが、
内容にかかわらず、
言葉として美しい、と感じるのです。
日本語を連ねて、表現を重ねて、自分を表現する、
どんな方なのだろうと、お会いできるのを楽しみにしていました。
本当に素敵な方でいらっしゃいました。
ようこそ、芦屋にお越しいただきました。
今後のご活躍を大いに期待いたします。
ご受賞 誠におめでとうございます。

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posted by 中島かおり at 17:27 | かおり通信
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