(特定非営利活動法人 キッズNPO 理事長 吉本卓生様)
キッズNPOは、保育園の運営については、
認可も認可外も運営、森のようちえんなど、自然と触れ合う保育を行う園も運営。
他にも、自然学校の運営、子育て広場&一時保育、イベント保育、
ワーク・ライフバランス推進、保育コンサル事業などを手掛けています。
☆保育園再編基本構想について
(廿日市市公共施設再編計画との関係性等)
『廿日市市公共施設再編計画』平成27年6月において、
・今後4年間で公共施設の総延べ床面積約51万uのうち、10万u、約2割を縮減すること。
・保育園については民営化の検討を行うこと。
その後、『保育園再編基本構想』骨子が、平成28年9月に示され(議会には全体協議会)、
パブリックコメント、説明会等の後、多少修正され平成29年3月に策定される。
パブリックコメントは一か月で、51件という大変な数となりました。
☆「幼児教育の無償化」について
(今後の施策)
公立幼稚園・保育所の無償化は、市の一般財源から支出されること。
民間の保育所、認定こども園は消費税が財源となること。
細かい制度設計は今後議論され決定されることから特に大きな動きはないとのことでした。
芦屋市において、昨年2月13日に公表されて以来、
幼稚園、保育所の統廃合の問題が進んでおり、
かなり重なる部分もあってつっこんだ意見交換もさせて頂きました。
但し、骨子を先に公表し、パブリックコメントを実施していることは
本市においてやはりするべきであったと、
全体協議会においてそのことに触れたことを振り返って思いを強くした次第です。
説明会における資料も拝見しましたが、触れにくい「お金」について、
補助金などのことにもあえて触れて説明会に出かけておられたということについても、
新鮮な驚きがありました。
何れにしても担当課の方々のご苦労が伝わりました。
調整監の松岡様は実は保育士さんで
現場を知っているということで異動してこられたようですが、
保育士の方が行政に異動してくるというのも、
廿日市市においては初めての取り組みということでこのあたりにも、
事業を進めていくヒントがあるように感じました。
現在子どもの数が増えているという廿日市市の取り組みは非常に参考となりました。
請願についても意見交換するなかでお話を聞き、とても勉強になりました。
行政が事業を進めていくにあたり、
やはり「議会」は避けては通れないものなのであることも改めて認識した次第です。
この窓口の業務について
委託にしておられるとのことです。
視察にあたりまして、
関係者の皆さまのお力添えに深く感謝いたします。
ありがとうございました。
