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2021年09月25日

オンライン学習会

第28回全国市民オンブズマン・オンライン大会2021 全体会

2021年度政務活動費情報公開度ランキング、政務活動費執行率発表
全国市民オンブズマン連絡会議は、
47都道府県議会、20政令市議会および62中核市議会の合計129議会に関し、
政務活動費の情報公開度ランキング、執行率調査を発表しました。

<情報公開度ランキングの採点基準>
開示される情報の種類のほか、「住民がどれだけ政務活動費の情報に
アクセスしやすいか」を重視して採点基準を作成した。 100 点満点

1、 領収書の公開について (30 点)
(ア) ネット公開 15点、 (イ)領収書原本提出 7 点、
(ウ)領収書の支払先個人名公開 5 点、 (エ)領収書閲覧で公開請求不要 3 点

2、会計帳簿(出納簿、支出の内訳など)について (20点)
(ア)ネット公開 10 点、 (イ)提出を義務付けている 10点、

3、活動報告書、視察報告書について (各20点)
(ア)ネット公開 10 点、 (イ)報告書の作成を義務付け、公表 10点

4、マニュアルの作成、ネット公開 (10点)
(ア)マニュアルを作成している 5点 (イ)マニュアルをネットで公開 5点

52議会 (40.3%)が 50点以下

50点は、
「領収証を原本で提出し、閲覧ができ、会計帳簿、活動報告書、
視察報告書の作成を義務付けし公表、マニュアルをネット公開」していれば獲得できる点数。
50点も取れないのは、基本的な情報の作成すら義務付けていないことを意味する、とのことです。

政務活動費公開度ランキングの結果

(ア)都道府県
最下位 岡山県 10点、46位 香川県 12点、45位 栃木県 17点、

1位 兵庫県、奈良県 97点、
3位 大阪府、京都府 92点
5位 東京都、富山県、沖縄県 90点、

(イ)政令市
最下位 名古屋市、横浜市 12点、
18位 福岡市 18点、
16位 千葉市、川崎市 22点

1位 静岡市 97点、
2位 浜松市、京都市、堺市 92点、
5位 新潟市 90点、

(ウ)中核市 (平均 62 点)
最下位 水戸市、川口市 17点、
60位 八王子市 22点、
58 位 船橋市、松山市 27点、

1位 函館市 100点、
2位 山形市、郡山市、富山市、久留米市 97 点、
6位 八戸市、東大阪市、西宮市 95 点、

(エ)最下位レベルだった埼玉県、岡山市が今年から領収書のネット公開をはじめた。

芦屋市議時代から兵庫県議に至るまで、
政務活動費(かつては政務調査費)に関しては、
領収書の原本の提出、活動報告書や視察報告書などは作成してまいりましたので、
私たちにとっては「当たり前」のことが必要とされていない議会もあるのだと、
改めて感じるところです。
その他には、興味深い報告もありましたが、
難しくてよくわからない部分もありました。
オンラインならではのハプニングもありましたが、
リアルでは定例会中ということやコロナ禍でもありますので、
オンラインだからこそ、参加させて頂くことができて有り難いと思いました。
今後も地方議会議員として「税金から報酬を頂く」ということに
常に敏感で、県民、市民の視点を意識して忘れないようにしてまいります。
posted by 中島かおり at 20:40 | かおり通信
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